20代・30代のための「今さら聞けない英語とキャリア」
「英語、話せたらかっこいいよね」
「TOEICって学生のときにちょっと受けたけど、それっきり…」
「今さら英語なんて…でもキャリア的に必要?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
美容やライフスタイルに関心が高い20〜30代は、仕事もプライベートも忙しい毎日。だからこそ、「何を学ぶか」「何を投資するか」はとても大事な選択です。
今回のテーマは、「TOEIC」。
英語の資格といえばTOEICというイメージはあるけど、「実際、今受ける意味あるの?」「どれくらいのスコアを取ればいいの?」など、疑問がたくさんあるはず。
この記事では、TOEICを受けるべきか迷っているあなたに向けて、
“今さら聞けないけど、今こそ知っておきたい”TOEICとキャリアのリアルな関係をわかりやすくお伝えします。
TOEICって、そもそも何のテスト?
TOEIC(トーイック)は、Test of English for International Communication の略。
簡単に言えば、「英語でのコミュニケーション能力を測る」試験です。
TOEICにはいくつかの種類がありますが、日本で一般的なのは以下の2つ。
- TOEIC Listening & Reading(L&R)テスト
→ 主にビジネス英語の「聞く・読む」能力を測る。990点満点。 - TOEIC Speaking & Writing(S&W)テスト
→ 話す・書く力を測定。L&Rよりも受験者は少なめ。
日本では、就職活動や昇進基準で重視されるのはL&Rテストが中心。
この記事でもL&Rを前提に話を進めます。
TOEICを受けるべき?YES・NOの判断ポイント
【YES】受けたほうがいい人
✅ 英語を使う仕事に関わりたい・転職したい
TOEICは、多くの企業で「英語力の指標」として活用されています。特に以下の業界では重視される傾向があります:
- 商社・メーカー(海外取引あり)
- IT・外資系企業
- 旅行・航空・ホテル業界
- コンサルティング・金融系
スコアを履歴書に書くことで、「この人は最低限の英語力があるな」と判断されやすく、書類通過率が上がるケースも多数。
✅ 社内の昇進や評価制度に関係する
最近は、社内の昇進要件に「TOEIC◯点以上」といった基準を設けている企業も増加中。
例)
- 海外出張・駐在の対象者選定
- 昇格・管理職登用の条件
- 教育研修・英語手当の対象
あなたの職場でも、TOEICスコアが思わぬところでキャリアに影響しているかも?
✅ 英語に自信をつけたい&勉強のモチベーションがほしい
TOEICは「目標点数が明確」「結果が数値化される」ので、英語学習の進捗を“見える化”できるのが大きなメリット。
「いつか英語をやり直したい…」と思っているなら、まずはTOEIC受験を“学び直しの第一歩”にするのもおすすめです。
【NO】無理に受けなくてもいい人
❌ スコアの提出先や活用予定がまったくない
現在の職場や今後のキャリアで「TOEICのスコアが必要になる予定がない」のであれば、無理に受けなくてもOK。
英語はTOEIC以外にも学ぶ手段はあります。
❌ 「話す・書く」が目的なら別の試験を検討
TOEIC L&Rは、スピーキングやライティングの力は測れないテストです。
もし「英語を話せるようになりたい」「海外旅行で会話したい」なら、TOEIC S&Wや、英検、英会話アプリなど別の方法が向いているかもしれません。
TOEICスコアの目安と、それぞれの印象
「何点くらい取ればいいの?」という疑問、ありますよね。
以下に、TOEICのスコアと評価のざっくりした目安をまとめてみました。
スコア帯 | 英語力の目安 | 就職・転職での印象 |
---|---|---|
~400点 | 英語基礎レベル | 履歴書には書かないことが多い |
500〜600点 | 高校英語レベル/基礎的な読み書き | 新卒・未経験職種であればアピール可 |
700〜800点 | 実務に使えるレベル/英文メール・会議対応可 | 外資系やグローバル企業の選考で有利 |
850点〜 | ビジネス英語上級者/通訳補助・交渉レベル | 語学を武器にできる強みになる |
900点〜 | ネイティブレベルに近い | 英語を使った職務経験が前提になることも |
TOEICのリアル|実際に役立った・変わったエピソード
🧴 化粧品会社・営業職(29歳・女性)
「英語に縁がなかったけど、昇格条件にTOEIC600点が必要で一念発起。3ヶ月で650点を取り、晴れてチームリーダーに!
英語学習を通じてプレゼンや資料作成も上達して、自信がつきました。」
✈️ 旅行業界・販売スタッフ(31歳・男性)
「コロナ禍でキャリアの見直しをして、TOEICを独学。750点を取って、今は外資系ホテルの営業に転職しました。英語って、やっぱり武器になります。」
20代・30代が“今”TOEICを受ける3つのメリット
- 将来の選択肢が広がる
→ 転職、海外勤務、副業…何を選ぶにしても「英語ができると有利」は間違いなし。 - 学び直しのきっかけになる
→ 「学生以来、勉強してないかも…」という人ほど、TOEICは知的リハビリにぴったり。 - 自己肯定感が上がる
→ 点数が伸びると、自分の努力が可視化されて嬉しい!自信が外見にも現れます。
TOEICを受けるなら、まず何から始めればいい?
「やってみようかな」と思った方へ、最初の一歩をご紹介。
📘 STEP1|まずは公式問題集を買う
TOEICには独特の出題形式があります。
まずは公式問題集で“どんなテストか知る”ことが大事。
⏰ STEP2|1日15分でもいいから毎日触れる
TOEIC対策は継続が命。スマホアプリやYouTubeで、通勤時間にリスニングを流すだけでもOK。
🗓️ STEP3|試験日に申し込む
目標があると人は本気になります。「3ヶ月後に申し込む」と決めて、逆算勉強が◎!
まとめ|TOEICは“未来の私”への投資かも
TOEICは、単なるテストではなく、
あなたのキャリアを広げる“きっかけ”になるツールです。
20〜30代の今だからこそ、「なんとなく気になること」に一歩踏み出す勇気が、
数年後の“自信ある私”をつくってくれます。
無理に始める必要はありません。
でも、「やってみたいな」と感じたあなたには、きっと意味のある挑戦になるはず。